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フランスと日本で異なる「料理」という言葉の意味

こんにちは。『ビストロアム』です。

《立冬》を過ぎ、

暦の上では、《冬》となりました。

「寒いね」と言葉を交わす日も

増えたのではないでしょうか。

そんな時は、是非、

ココロ温まる

『ビストロアム』の料理を

食べに来て頂きたいと思っております。

 

さて、今回は、

フランスと日本では《料理》という

言葉の意味が異なるという事について

お話させてください。

 

食卓に並ぶ「料理」という単語は、

意味を持っていると思いますか?

たとえば野球で、

ピッチャーがバッターを立て続けに難なく打ち取る。

そのとき、ピッチャーはバッターを

簡単に「料理した」と言いますよね。

 

フランスでは「食」に関してもこれと同じで、

「料理」は、“物事を適切に処理する”。

という意味になります。

 

一方、日本では「料理」という漢字が表すように、

物事の「理(ことわり)」を「料(はか)る」

という意味を持っています。

これは、土地や気候風土といった、

人間にはどうすることもできない「理」を「料り」ながら、

自然の恵みをいただいているということを表現しています。

 

では、料理をつくる「料理人」は、

どういう意味になるのでしょうか?

フランス料理は

「キュイジニエ」=「火を調理できる人」という意味です。

 

キュイジニエは、食材をフライパンで炒める、

鍋で茹でる、グリルやオーブンで焼くなど、

調理の方法を横軸として、

弱火にしたり強火にしたり、

火の入れ方を縦軸として、

その両軸のコンビネーションにより

「物事を適切に処理」しています。

 

対する日本料理では、

火入れよりも

食材を切るところに重点が置かれています。

まず食材をどのように切るかで、

その食材がよりふさわしくなるように

「物事の理を料って」いるんです。

 

だから、日本料理の料理人とは

「物事の理を料る」人という意味になるのです。

同じ「料理」や「料理人」という言葉も、

国を越えると意味も変わってきます。

 

そんな事もかんじながら、

『ビストロアム』の《料理》

を味わって頂ければと思います。

 

寒い冬に、

ココロを込めて調理され

魔法にかかった食材たちを

楽しんでみてください。

 

スタッフ一同、あなたのご来店をお待ちしております。

 

ビストロアム

〒150-0013 渋谷区恵比寿1-16-33 第2ASビル1F
・JR恵比寿駅東口、東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩5分

 

営業時間:
ランチ/12:00 – 15:00(土日のみ)
ディナー/18:00 – 23:00

定休日:月曜日、毎月第3火曜日

 

 

 

 

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